失敗しないワイン選びのコツ
同じ地域で同じブドウで、同じ年に造られたワインだって、造り手が違えば味はまったく異なるもの。
本当なら「あの造り手のこのワイン!」と造り手の名前を覚えておくのが、一番安心!
とはいえ、覚え切れないこともあるし、近所の酒屋で買えるデイリーワインとなると、お目当ての造り手のワインがなかったりすることも。
そこで、超わかりやすくて、あんまりハズレないデイリーワインの選び方をご紹介します。
-----------------------------------------------------------------
【1】:「アルコール度数」を基準にする
ボトルに書いてあるこの数字、これを目安にするとイメージ通りのワインに出会いやすいのでぜひ、ご参考に!
★白ワインの目安
◎10℃以下・・・さっぱり、あっさりテイスト
◎11~12℃・・標準、ミディアムボディ
◎12℃以上・・・コクのある味
★赤ワインの目安
◎12℃以下・・・軽めのライトボディ
◎12~13℃・・ミディアムボディ
◎13℃以上・・・コクのあるフルボディ、年数が若いものは果実味たっぷりの濃い味
【2】:なめらかな味は、「古いブドウの木(ヴィーユ・ヴィーニュ:Vieilles Vignes)」からできたワインから探す
ワインの口当たりがよく、なめらかなワイン。
そんなワインが飲みたい!という場合は、ラベルに「ヴィーユ・ヴィーニュ(Vieilles Vignes)」と書いてあるワインを探してみてください。
白でも赤でもロゼでも、スパークリングワインでも共通する目印です。
これは、樹齢がだいたい50年以上(記載できる樹齢は国によって決まっています)のブドウの木から作られたワインなのです。
科学的に証明されているわけではないのですが、各国のブドウ栽培農家・醸造家の間では、ブドウの木は年を経るごとに味わい深く質の高い実をつけるといわれています。
ブドウは年を経るごとに地中深くに根を下ろすので、地上の環境変化の影響が少なく、ミネラル分も深い土壌の栄養をたっぷり吸い上げることができるからだそうです。
そのためか、この「ヴィーユ・ヴィーニュ」のワインは、通常の若いブドウの木から作られたものに比べ、とても口当たりがなめらかで、奥が深い味わいがするのです。
(ちなみに、ブドウの木は自然界では100~200年の寿命を持っていますが、ワイン用はだいたい、30~80年で植え替えます。)
|
|
© Rakuten Group, Inc.
| |